『フォレスト・イン昭和館』跡地で進む『ALFALINK東京昭島』プロジェクトとは?「あきしま未来共創パートナーシップ協定」協定締結式と起工式の様子を取材しました

昭和の森エリアで進められている大規模開発プロジェクト『ALFALINK(アルファリンク)東京昭島』

2025年1月に営業を終了した『フォレスト・イン昭和館』の跡地をはじめ、周辺エリアで本格的な工事が始まっています。

今回は、現地で行われた「あきしま未来共創パートナーシップ協定」協定締結式および起工式の様子と、発表されているプロジェクトの概要を整理してお伝えします。

目次

チャペルでの協定締結式&起工式の様子

この日(6月30日)、昭島青年会議所、日本GLP株式会社、公益財団法人きざはしの三者による「あきしま未来共創パートナーシップ協定」の締結式が行われました。

会場となったのは、旧『フォレスト・イン昭和館』チャペルです。

こちらのチャペルや日本庭園、日本建築の建物などは解体されず、開発後も保存・再活用される予定となっています。

ガラス越しに緑が見えるチャペル内にて、協定が締結されました。

昭島青年会議所、日本GLP株式会社、公益財団法人きざはしの三者は、今回のパートナーシップ協定で、昭島市の魅力向上や人材育成、環境・スポーツ活動の推進、地域交流の活性化、防災・減災などの取組を通じて、三者で持続可能で活力ある地域づくりを目指して連携していくことを確認しました。

左から、日本GLP株式会社 執行役員 山後正憲氏、昭島青年会議所 理事長 日惠野貴之氏、公益財団法人きざはし 代表理事 小鷲博之氏。

同プロジェクトでは、これまでにも解体前のメモリアル撮影会や公園予定エリアの開放イベントなどが実施されています。

昭島青年会議所 日惠野理事長のコメント

当会議所は『明るい豊かな社会』の実現を理想としており、昭島市における次世代の担い手となる若手の人材の育成を推進しています。

地域・環境と共生しながら持続的な発展を実現していくことは今後の昭島市のより豊かな未来には不可欠であり、日本GLP様、そして公益財団法人きざはし様との今回のご縁を契機に『ALFALINK東京昭島』における取り組みも一つの機会としながら、今後、教育や防災など多岐にわたる分野で連携を深め、地域の発展に寄与していければと思います。

日本GLP 山後氏のコメント

より魅力的なまちづくりへの新たな一歩を踏み出せることを大変嬉しく思います。当社は着工前からイベントなどを通じて昭島の皆さまと交流を重ね、この土地の魅力と未来の可能性を実感してきました。

『ALFALINK東京昭島』は、物流拠点にとどまらず、水と緑の自然と調和する環境共生型の次世代産業拠点を目指しています。今回の協定締結を機に地域との共生をさらに深め、安全・安心で持続可能なまちづくりを共に推進してまいります。

一方で、この大規模開発により地域の皆さまへご心配やご負担をお掛けしていることも認識しています。竣工後は地域の暮らしと発展に貢献していく決意を、開発コンセプト「人とビジネスが成長し、地域と社会が広がる。未来を創造するインフラ」に込めました。

昭島青年会議所をはじめ、入居企業や地元企業・団体、市民の皆さまと広く共創し、地域の発展に取り組んでまいります。

公益財団法人きざはし 小鷲氏コメント

「公益財団法人きざはしは、日本GLPにより2023年に設立され、自然環境及び国土の保全を図るとともに、地域の経済・雇用、教育・文化等の振興や発展を図り、多様で豊かな未来を実現することを目的として全国で活動を展開しています。

財団名の「きざはし」は、階段を意味する雅語で、一歩ずつ上を目指す姿勢を表しています。『ALFALINK東京昭島』を起点に、地域の皆さまと共に、着実に一歩、また一歩と未来をつくる取り組みを進めてまいります。

締結式後、チャペル前での記念撮影が行われました。

続いて、先行して着工する『ALFALINK東京昭島3』の起工式会場へ移動します。

当日は工事関係者や地域関係者、金融機関など、100名以上が参列する大規模な神事でした。

本格的な工事着工となり、プロジェクトが具現化に向けて動き出しています。

起工式後の直会(なおらい)では、日本GLP代表取締役社長の帖佐義之氏より「開発は破壊行為ではなく、まちの継承であり、古くから続く昭島の発展に地域の方々と共に取り組んでいきたい」旨の挨拶がありました。

直会で提供された料理やお酒は地元飲食店によるもので、使用された食器は旧『フォレスト・イン昭和館』から寄贈されたものが使われていました。

動画で見る『ALFALINK東京昭島』の全体像

日本GLPが公開している公式イメージ動画(約4分30秒)にて、完成後の敷地イメージやコンセプトが紹介されています。

動画内の主な紹介ポイント:

  • [00:13] 敷地全体のスケール感
  • [00:32] 先行して稼働している他地域の「ALFALINK」の運用事例
  • [03:38] レストラン、緑道、公園など地域に開放されるエリアのイメージ

以下、発表されているプロジェクトの具体的な計画内容です。

『ALFALINK東京昭島』の計画概要

物流施設3棟およびITインフラ施設複数棟で構成される複合拠点。2028年頃から順次順稼働し、2029年頃までに全棟竣工予定となっています。

緑地・環境への配慮方針

  • 大規模公園の整備: 敷地北側(玉川上水側)に約3.5ha(サッカーコート約5面分)の公園を整備予定。完成後は昭島市へ管理移管されます。
  • 緑地の保全: 代官山緑地は市の保全条例に基づき、開発対象外として保全されます。
  • 散策路の設置: 玉川上水の南側に沿って、東西約1.5kmの緑道を整備・開放する計画です。
  • 地下水への配慮: 昭島市の水資源環境に配慮し、本プロジェクトに伴う新たな井戸の掘削は行われません。

既存建築の保存と地域貢献エリア

  • 歴史の継承: 旧「フォレスト・イン昭和館」の日本建築、日本庭園、チャペル等の既存建築一部を保存・活用します。
  • 地域貢献エリア: 敷地南側に約3.5haのエリアを設け、レストラン、ワークスペース、イベントスペース、運動コート、保育施設などの設置が検討されています。

地域経済・雇用の見込み

  • 雇用の創出: 施設全体で約5,000人規模の雇用創出が見込まれています。
  • 地域・行政との連携: 地元企業との連携や交流、市税収への寄与を通じた地域への貢献が掲げられています。

事業主「日本GLP株式会社」について

  • 2009年設立の物流不動産開発・運営会社。全国で180棟以上の開発・運営実績があります。
  • 大規模多機能型で、ビジネス共創と地域共生に取り組む「ALFALINK」シリーズを首都圏・関西圏で展開しており、防災協定の締結や地域イベントの実施などを行っています。

おわりに

昭和の森エリアで進行中の『ALFALINK東京昭島』プロジェクト。 大規模な開発に伴い、交通や環境面など様々な観点から関心が寄せられている案件です。

全棟の完成は2029年頃が予定されており、今後の工事の進捗や地域整備の動向について、引き続いき情報をお伝えしてまいります。

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